高野山 女人堂

かつて女性は高野山に入れなかったため、よりふもと側に設けられた女性のためのお参りするところだそうです。

現在は、徒歩で高野山内からケーブルカー高野山駅側に徒歩で行ける限界、ここから先はバス専用道路で、バスに乗らなくては高野山駅に行けません。

金剛峰寺などに比較的近い千手院橋のバス停でのバスの待ち時間が15分くらいあったので、歩いてみたら待っているバスより先に着きました。

雨がまだ降っています。都市化され、観光客でにぎわう金剛峰寺のあたりと比べ、雨の音しかしません。清らかで厳かささえ感じます。

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高野山 奥之院近く

弘法大師廟である奥之院は撮影禁止になっています。写真は奥之院近くの茶処(休憩所)から奥之院に向かう参道を撮ったところ。

小さく石塔などが見えるでしょうか、参道沿いには戦国大名、江戸時代の大名、先の大戦での戦没者、企業関係者、などなどの墓が立ち並んでいます。

奥之院は、寺院建築としては、比較的普通ではないかなあ、と思います。でも、なんというか、まさに開創から1200年、高野山関係者だけでなく、参拝者も、守り続けてきた、思い、それこそが、ここに来て得られるものではないか、そんなふうに思いました。

参道に立ち並ぶスギには、樹齢何百年といったものもあるとか。それにも人が守り続けてきたものがあるはずです。

たくさんの思いが積み重なった上にある、開創1200年。そのことを深く思うことができたという意味で、この記念の年に、高野山に来た意味があったな、と思いました。
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