「台湾のポップス」カテゴリーアーカイブ

(いい意味で)台湾ポップスらしくなくてかっこいい、嚴爵「單細胞」

台湾ポップスといえば、古いところでいえばテレサ・テンとか、もうちょっと最近でいうと、
.王心凌Cyndi Wang 忘了我也不錯 官方HD MV – 王心凌日本後援隊長崎支部だより
で見られるような、情感のこもった、日本の歌謡曲にも通じるような、メロウな歌い方をイメージします。

そんなイメージを180度変えてくれたアルバムが、今回紹介する、2012年リリース、嚴爵の「單細胞」 でした。まあとりあえず、台湾のiTunes Storeで試聴できるので、聞いてみてください!
iTunes – Music – Simple Love by Yen-j

なんといっても1曲目の「世界還不錯」ですね。(上記リンクでは「Not a Bad World」)ジャズの影響も感じられますが、メロディーの符割りやリズムが複雑でかっこいいのです。以前はMVがYoutubeで公開されていたのですが、現在は見られなく、紹介できないのが残念です…。

その代わりに、8曲目の「照樣」(上記リンクでは「Still」)のMVをどうぞ。

冒頭の刻むようなギターのフレーズが、この曲を個性的にしていますね。

その他の曲も、ジャズ、R&B、ヒップホップ、ロックなどいろんなジャンルの音楽の影響が感じられ、かといってじゃあ「洋楽っぽい」とも「J-POPぽい」とも簡単に言ってしまえないのです。
それはヴォーカルの中国語の響きによるものもあるだろうとは思いますが、彼自身による作曲・編曲・プロデュースということもあるのか、彼みずからから生み出された音楽なのだろう、というふうに感じられるからだと思います。

このブログでは少ないながらも台湾ポップスを紹介してきましたが、正直なところ、いまだに聞き続けているのはこのアルバムだけです。
「今の台湾ポップスのアルバムで一枚」と言われたら、このアルバムをすすめたい。

そんな嚴爵「單細胞」を、以下のストアでぜひ手に入れて、聞いてみてください!
HMV ONLINE: イェン ジュエ 嚴爵/單細胞 (正式版)
Amazon.co.jp: 嚴爵 (イェン・ジュエ) – 單細胞 (正式版) (台湾盤)

そして、もう一つのおすすめが、2012年に彼が小豆島でのライブのために来日したときのインタビュー、
厳爵(YEN-J)インタビュー in 小豆島: アジアンパラダイスPodcast
です。今回紹介した「單細胞」の話の他、彼がシンガーソングライターになったきっかけ、台湾も圧倒するK-POPに対してどう向き合ったかなど、興味深いインタビューです。

Hiloの2013年、台湾ポップスの「この一曲」は、該当曲なし

2013年、台湾ポップスで印象に残った「この一曲」は、該当曲なし、です。

こうなってしまったのは、まずなんといっても私の努力不足です。日本のアイドルやK-POPに比べると、入ってくる情報が少ないので、自分で積極的に探していかないといけないんですが、それができなかった。
C-Pop on Google+ 華語流行音樂圈 – Google+
だけでももっとちゃんと見ればよかったな、と。

ただ、台湾ポップスから自分が気に入りそうな曲やアーティストが探しにくくなっている、というのもあるかなあ、と思っています。
2013 年最潮音樂影片(臺灣) – YouTube
は、2013年台湾で人気のあったYoutubeでのMV、といったところだと思うのですが、K-POP風の曲が少なくないです。
ここ数年、台湾でのK-POPの影響はものすごいんじゃないか、という印象を受けます。台湾のアーティストでもK-POP風の曲をリリースしているようで、そしてまたそれが人気になっているように思えます。

そんな中でも、昨年見つけた厳爵(イェン・ジュエ)とか、来年日本版の新譜がリリースされる(クラウド・ルー(盧廣仲)『僕のギター・ポップ』日本盤1月にリリース: アジアンパラダイス)盧廣仲(クラウド・ルー)とか、おもしろい人たちもいるので、がんばって紹介していきたいと思います。